アリストップ
├ 店長からのメッセージ
└ アリス出版物のご紹介
 託児ルーム
 おすすめの絵本
 木のおもちゃ
 子育て勉強会
 幼児教室
 連絡先・地図
 ショッピングガイド
 買い物かごの使い方
 FAXご注文フォーム
 法律に基づく表示

アリストップ > アリス出版物のご紹介 > 読み聞かせって、すばらしい  

読み聞かせって、すばらしい

本に寄せて「読みきかせって、すばらしい」

教育士 岸本裕史

読み聞かせって、こんなにもすばらしいものだったのか
三十余年前のことを思い返し、悔やんでいます。そのころ、2人の息子にときどき絵本を読んでやっていました。疲れている私は、すぐ眠りかけました。「寝たらだめ!」と、起こされることしきりです。私が反応しなくなると、鼻の穴に小さな指を入れてくるのです。それでまた起きて、続きを読まされました。もっと心して、毎晩、読み聞かせを続けるべきでした。仕事また仕事の日々で、わが子と遊んだり、いっしょに本を読むなどは、週に1回か2回しかありませんでした。より豊かになったであろう感性や、しっかり伸びるはずの学力・能力を、むざむざと枯れさせてしまったのではないか。読み聞かせの良さを、せめてこの本に載せられている2割でも知っていたらと、後悔の念、ひとしおです。
誕生すぐから読み聞かせを始めたお母さんも、1人や2人ではありません。赤ちゃんは、手足を動かし、笑い、5か月ともなると、言葉も少しわかってくるのか、聞き入るのですね。テレビを見ない日はあっても、本を読み聞かせない日はなかったという家庭が、意外にも多いのに驚きました。常識的には5歳ぐらいから、早くても3歳ぐらいから読み聞かせをするのが、熱意のある親だと思っていました。ところが、乳児のころから読み聞かせを続けているお母さんが、意外に多くいます。それどころか、胎児のときから読み聞かせを行ったお母さんもいます。


最新の脳研究では、胎児は単なる物音と、人の声との識別ができるということまでわかってきています。生まれてから半年もたたない赤ちゃんでも、同じ本を繰り返して読むことをせがんだり、テレビよりおもしろいのか、すぐ泣きやんで、じっと聞き入ったりするのです。赤ちゃんによっては、本を持ち上げて、読んでほしいといった意思を示すこともあるのですね。テレビを見せておくと、風邪の熱がいっそう高くなるのに、本を読み上げると、熱が下がっていくなどとは、この本で初めて知りました。となれば、祖父母にテレビ熱中症を改めてもらうことも言いやすくなります。
わが子に読み聞かせをしていると、言葉の発達が早くなります。ちっとも無理せず、親子が楽しみながら、知識も豊富になっていきます。学力の土台は、言語能力です。子どもも大人も、その教養のほとんどは、読書を通じて培われていきます。ですから、読書好きになった子どもは、学力と教養が豊かになっていきます。漢字もすらすらと読めるようになります。国語の不得意だった親よりも、ずっと上出来の子だとうれしく思っているお母さんもいます。長い作文を書く力や、1回で何でも覚えてしまう力もついてきます。小学3年生から始めた読み聞かせなのに、テレビをやめ、ドリルを少しやっているだけで、半年間に見違えるほど高学力になった子もいます。
それに、知的好奇心や集中力が増し、その上、創造的な思考力も発達していくのです。これらのことは、いままでだれも知らされていなかった、読み聞かせの発達的意義そのものです。さらに、読み聞かせのもっとすばらしいことは、思いやりややさしい心を育て、生き方を考える子に導いていくことです。絵本を読んでもらうことで、親から愛されている確信を得ます。「あなたが大好きよ」との心が伝わっていきます。厳しくしかられても、ひざの上に抱かれて読んでもらうと、涙は消え、元気さを取り戻します。その笑顔は、何よりの家の宝です。
何百日も読み聞かせをやってきたお母さんは、こう言っています。「もう一度、子育てがしたい」と。それは、親自身の心の安定剤ともなり、いらいらやヒステリーの消える、素敵な営みでもあったのです。子どもとともに過ごしたあの日、読み終えたときの満足そうな顔------それは一生忘れることのない感動的な思い出です。日々ずっと続けた読み聞かせこそ、親が子に伝えたい心そのものだったのです。



そして、一番変わったのは、母親自身でした。世界で最もすばらしい友であるわが子と、いつも笑顔で接せられるこの良きもの------読み聞かせの真髄が語られている宝物、それがこの本です。どうぞ、手に取ってお読みください。
岸本裕史(キシモトヒロシ)1930年、神戸市生まれ。1950年から1990年、神戸市の小学校教師を勤める。現在は教育士として活動中。現在、「学力の基礎をきたえどの子も伸ばす研究会(学力研)」の代表委員。【主な著作】『見える学力、見えない学力』(大月書店)『育児の帝王学』(小学館)『幼児期に学力の土台を』(たかの書房)など多数。

内容

絵本の読み聞かせ成長記{一部紹介}平成12年執筆
今年小学校4年生になる長女が1歳の誕生日を迎えたころから9年間、毎日欠かさず絵本を読み聞かせてきました。3度の食事や遊び、睡眠などと同じように、心の栄養として、また、親子のふれあいとして、さまざまな本を楽しんできました。
私の家の本棚に並んだ500冊あまりの本、その1冊1冊が私たち親子にとって何物にも替えられないほどの宝物となりました。

このような記録を書いています。

一言アドバイス

読み聞かせっていくつから?
よい絵本を選びたい。パート1、パート2
学力がつくって本当
きらりと光る科学の目
大きく羽ばたけ、想像(創造)力
家族と一緒に読み聞かせ



Copyright(C) 2002 Arice All Right Reserved.